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私がサポートするお片づけの本当の意味と基本的な手順

片づいた部屋

私が「お片づけが苦手な方のお片づけをサポートしています」と自己紹介すると、よく「あ、お掃除を手伝っているのね」とか「片づけって散らかっているモノを空いている引き出しや棚にしまえばいいのでしょう?」などといわれます。

そうかと思うと、「美しい収納の仕方を教えてくれるのね?」という反応もいただきます。

「片づけ」は小さな子どもも知っている簡単なことばですが、人によってイメージするものがかなり違うようです。もしかして、この「片づけ」の意味を正しく捉えていないことも片づけ苦手さんを悩ませているのかもしれません。今回は、私がサポートしている「片づけ」とはどういうことかを紹介します。

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nekonotekasimasu

目次

片づけとは、あなたの便利で楽な仕組みを作ること

片づけの本当の意味はこれ!

そう、片づけとは、あなたにとって便利な仕組みを作ることなのです。

片づけは、
あなたが使うモノ・必要なモノを
取り出しやすく戻しやすい場所にしまう仕組みをつくることです。
その仕組みができるとあなたの生活が便利で楽になります。

ですから、掃除することではないですし、
散らかっているモノをどこか空いている棚や引き出しにしまい込むことでもありません。
また、必ずしも家中が美しい収納用品で揃えられていなくてもOKです。あなたの家事や生活が楽になれば良いのです。

超基本、片づけの手順は?

ではその仕組み作りの大まかな手順を説明します。
1. 一度に全てを片づけるのは大仕事になる可能性が高いです。まずはその日に片づける場所を決めます。
2. その場所にあるモノを全部、収納から出して種類ごとに分けます。
3. 種類ごとに、今使っているモノと必要なモノを選び取ります。(残ったモノは手放すモノとして、ひとまとめにします。)
4. 取り出しやすく戻しやすい場所、定位置)を決めます。この段階では紙袋や箱などを使って仮置きとします。
- 使うところ(やその近く)にしまうと便利
- 使用頻度が最も高いモノを手に取りやすい場所へ置きます。頻度が少ないモノはかがんだり、手を伸ばしたりして取る場所へ。
- タオルや洗剤などの量が多い場合には、当座必要な量だけを便利な場所に置き、残りの在庫は別の場所に保管
1週間程度、仮置きの状態で使い勝手を確認します。出し入れが面倒だな、と思う点があれば改善方法を考えて試してみます。
5. 手放すモノは、①捨てる、②あげる、③寄付する、④売るといった方法で家から出します。
6. 仮置きしたモノの使い勝手がOKであれば、定位置を本決めとして、新たな収納用品が必要であれば、収納場所の寸法をはかってから買うようにしましょう。

具体例:キッチンの引き出し

1. キッチンの引き出しを一つ選び、中身を全て出す。
2. 出すものを種類ごとに分ける。(例:調理器具、カトラリー、ラップ類など)。
3. 様々な種類で使用頻度の高いものを選び、それ以外は別の場所に保管するか手放します。
4. 使用頻度の高いものを、取り出しやすい位置に配置。
o 例:よく使うフライ返しや菜箸は手前に、たまに使う泡立て器は奥に。
5. 1週間使ってみて、不便な点があれば配置を調整する。
6. 最終的な定位置が決まったら、必要に応じて仕切りや収納ケースを購入します。

最初は収納名人を目指さない

InstagramやYouTubeでよく見られる戸棚の中まで統一された収納ケース、うっとりして片づけできる人ってうらやましい…とため息がでる、そんな収納名人を最初から目指すことはおすすめしません。
Tシャツや下着をキチンとたたむのが好きで苦にならないという方は結構ですが、1枚1枚キレイにたたんでしまうのって大変で面倒でしょう?いつも時間があるとは限らないですから、長続きせずにリバウンドしてしまう可能性が大きいです。
その代わりに、まずは「使いやすさ」を重視しましょう。
• Tシャツや下着はたたまず、種類ごとに仕切られた箱に入れるだけです。
• タオルは三つ折りにして立てて収納し、取り出しやすくします。
• 書類は細かく分類せずに、大まかなカテゴリーごとにファイルボックスに入れます。
これらの方法では見た目はそれほど美しくないかもしれませんが、日常生活では全体に使いやすくなります。

まとめ

今回は、「片づけ」の正しい理解と手順についてお伝えしました。
「片づけできない」を卒業するためには、
① 使うモノと必要なモノだけにする。(タオルなど在庫が多ければ必要な数だけに抑える)
② 取り出しやすく戻しやすい定位置を決める
この2点に専念しましょう。

① はモノの量について
② は取り出しやすく戻しやすい定位置について
ぜひこの2点を覚えておいてください。

最後に、片づけは一度で完璧を目指すものではありません。少しずつ改善を重ねていくプロセスです。今日から、あなたの生活をより便利にする「片づけ」を始めてみませんか?きっと「片づけ上手」へ道が開けるはずです。

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